伊豆で人気の生物、ここではいわゆる「マクロ系」の生物が多いポイントを紹介してます。マクロ系とは、小さい生物のことを言います。
マクロというと、普通は「大きいもの」を指し、小さいものは「マイクロ」ですね。でも、ダイビングでは小さい生物のことを「マクロ系」と言います。
多分、カメラの「マクロレンズ」から来ているのかな?と思われます。小さい生物を大きく写すからですね。
人気の生物
伊豆で人気の生物、ここでは敢えてウミウシは除きます。
ウミウシが多いポイントはこちらで紹介しています。
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伊豆で人気の生物と言えば、やっぱりカエルアンコウの仲間でしょうか。個人的にもカエルアンコウ大好きです。特に人気なのはクマドリカエルアンコウ、イロカエルアンコウ、オオモンカエルアンコウかと思います。何と言ってもあの愛嬌のある姿。そしてのっそりした動きが人気の理由ですね。ちなみに、このホームページのトップページで表示されている大きな写真の生物がイロカエルアンコウです。
他には、ミナミハコフグの幼魚、ニシキフウライウオ、カミソリウオ、タツノオトシゴの仲間などが人気です。エビ・カニなどの甲殻類では、アカホシカクレエビ、フリソデエビ、イボイソバナガニなどが人気です。
以上の生物や、そのほかの人気の生物が良く見られるポイントベスト5です。
ポイント
下記に挙げたポイントはダイビングでは大御所中の大御所。とくに生物が多いことと、どこもビーチポイントなのでダイビングを始めたばかりの方でも気軽に潜れる場所ばかりです。
西伊豆からいくと、黄金崎、井田、大瀬崎が生物豊富なポイントです。
黄金崎
マクロ生物の宝庫と思えるくらい多くの人気の生物を見ることができます。特にここはハゼの仲間のネジリンボウが多く、毎年必ず何個体も見ることができます。ネジリンボウが見られるのはエントリーして数分でいける場所ですし、浅い砂地なので初心者の方でも簡単に見ることができます。
カミソリウオやニシキフウライウオも毎年出てきます。また、タツノオトシゴの仲間のハナタツもここでは普通に良く見られます。ハナタツが多く見られる場所は泳ぐ距離は少し遠いのですが、浅い場所なのでそれほど空気の心配もありません。
大瀬崎
大瀬崎は一日で、カエルアンコウ、イロカエルアンコウ、オオモンカエルアンコウ、クマドリカエルアンコウの人気4種が全て見られることもあります。また、春から初夏にかけては湾内の海藻溜まりを探すとカエルアンコウの幼魚が見られます。カエルアンコウの幼魚は他ではあまり見かけないので、それが毎年のように見られる大瀬崎は貴重な存在です。
他にも、レアな生物が多く発見され、一つのダイビングポイントで見られる生物の多さは飛びぬけています。
外海ではソフトコーラルも多く、ボートポイントのように華やかな海中風景も見ることができます。
井田
井田は大瀬崎から20分ほど下った場所にあります。大瀬崎に比べるとこじんまりしたポイントですが、狭い範囲に人気の生物が固まっているところが特色です。大瀬崎と並んでカエルアンコウの仲間も頻繁に見られます。
また、夏から秋にかけてはイバラタツというタツノオトシゴの仲間が良くみられます。他ではかなり珍しい人気のサカナですが、ここ井田ではほぼ毎年のように見られます。
伊豆海洋公園
海洋公園は東伊豆エリアにあります。隣の富戸と並んで、首都圏からは交通の便が良いので人気のポイントです。海洋公園はカエルアンコウの仲間も頻繁に見られますし、フリソデエビも毎年必ず発見されます。
富戸
海洋公園に近いこともあり、生物層は比較的似ています。砂地ではネジリンボウが良く見られます。レアなヤシャハゼが見られることもあります。また、ここでお勧めの場所はイソギンチャク畑です。イソギンチャク畑には、夏になるとたくさんのミツボシクロスズメダイやクマノミの幼魚が集まってきます。ほかにも、イソギンチャクを探すとイソギンチャクエビやアカホシカクレエビなどのエビも良く見られます。
海洋公園もそうですが、西伊豆ではあまり見られないネコザメも良くみかけます。